私がアクセサリー 講師になったのは・・・
子供の頃の私は、両親が共働きだったため家に一人でいることが多く
綺麗なボタンや貝殻を集めたり母の宝石箱にあるキラキラ光るアクセサリーを見るのが大好きでし
結婚し子供が幼稚園に入った頃、当時流行り出したビーズでアクセサリーを作ってみると
忘れていた子供の頃のワクワク感が蘇えってきました。
それからは寝る間も惜しんでたくさんのアクセサリーを作り1年後にはアクセサリー講師の仕事をスタートさせました。
歳を重ねたからこそのキラキラアクセサリー
講師になって10年以上が過ぎたある日母と母よりも年下の叔母と私の3人で出かけたときのことです。
電車を何度のりかえてもなぜか席をゆずってもらえるのは叔母ばかり
その時に私は気がつきました。地味な色の服にノーアクセサリーの叔母に対して派手な色の服に
キラキラのアクセサリーを身にまとう母は実年齢よりずいぶん若く元気に見えていたようです。
このことからアクセサリーには女性を内側から輝かせる力があると感じ
女性が幾つになってもキラキラのおしゃれを楽しめる アクセサリーブランドを立ち上げることにしました。
キラキラを諦めなくてはならなかった女性たち
その準備をしている時に福祉ナースの方から、杖ホルダーのデザインを依頼されたのですが
「可愛いデザイン」でというオーダーを不思議に思い
尋ねてみると、お年寄り向けではなく若い女性向けということでした。
「若くても 脳卒中などで半身麻痺になる人が多く、そのことで未来への希望を失い、
体だけではなく心まで不自由になってしまう人がいる」というのをその時初めて知ったのです。
これを聞き、片手でつけられるアクセサリーがあれば歳を重ねた方だけではなく
半身麻痺の女性にももう一度おしゃれをしたいと思う気持ちを取り戻してもらえるのではないか、
そしてそれを自分で作ることができたら、きっとあの時の私と同じようなワクワクを感じてもらえるのではないか。
そう考えるようになりました。
バリアフリーアクセサリー 誕生!
そのようにして生まれたのが
・肩の凝らない軽い素材を使い
・面倒な金具のない
・片手で着けられる
・首の後ろに手を回す必要のない
どんな方にも垣根なく使ってもらえる
「バリアフリーアクセサリー」です。
私はこのアクセサリーを通して、今まで色々なことを諦めてきた女性たちが
心のバリアを無くしキラキラと輝く毎日をおくるお手伝いをします。